人にやさしい住環境を提案するプロを目指す

福祉住環境コーディネーター@仕事&試験情報

FJCの知識を活かせる活動分野

福祉住環境コーディネーター(FJC)は、さまざまな業界での活躍が期待されている、将来性有望な資格です。ただし、すでにお話ししました通り、いまのところFJCは他の資格(介護士や建築士など)があってこそ活かせる資格であることを忘れないでください。
将来的に、市役所の福祉課など地域行政が、FJCを雇用・派遣するような福祉社会になったらよいのですが、現時点ではそういう面は未知数です。
しかし繰り返しますが、ダブルライセンスの発想を持てば、FJCの資格を活かせる分野はたくさんあります。以下、活躍が期待されている分野を列挙してみます。

<福祉分野>

高齢者生活福祉センター、在宅介護事業、介護老人福祉施設、民間有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、保険会社、福祉機器メーカー、福祉用具販売会社など

<建築・設備分野>

住宅・住宅設備メーカー、建設会社、工務店、建築設計事務所、住宅リフォーム会社など

<保険・医療分野>

病院、介護療養型医療施設、介護老人保健施設、訪問介護ステーションなど

<その他の分野>

公共施設、教育機関、行政、民間福祉サービス施設、地域のボランティア団体など

私が思いつくだけでもこれくらいはあります。
建築士の資格を持っている人が、バリアフリー住宅の知識にもっと詳しくなるようFJCの資格を取るとか、訪問医療の看護師さんが、高齢者の方のお住まいのことも気遣えるようになるとか。いろんな方向があると思うのです。
また、福祉機器や住宅設備メーカーなどの会社員(営業職など)として、FJCの知識を活かすという方向もあるでしょう。

ここまでは、高齢者の方の「自宅」という小さな視点でお話ししてきました。しかし福祉住環境を必要とする空間には、病院などの公共施設や、ホテルや旅館、デパートなどの商業施設、また公園など屋外の空間も数え挙げられます。FJCの知識を活かせる空間・対象は無数にあるのです。

少し話が間接的になりますが、最近は、屋外での喫煙にものすごく厳しくなってきているところがあると思いませんか。喫煙派の私としては肩身のせまい思いをすることも少なくありませんが、世の中が「モラル」の方向へ向かうことは良いことと、この動向を認めて部分も正直あります。
ニュアンスは異なるかもしれませんが、福祉の仕事をする一人として、福祉住環境についても日本人のモラルはどんどん高まっていくように思えるのです。

そのような意味も含めて、FJCの資格にはやはり将来性があると感じます。FJCは決して資格としての力を過大評価してはいけない資格ですが、それでも仕事上でのニーズは無数にあるでしょう。それが管理人の確信です。

 

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