人にやさしい住環境を提案するプロを目指す

福祉住環境コーディネーター@仕事&試験情報

福祉住環境コーディネーターは、今後一層必要とされるはずです。

福祉住環境コーディネーター(FJC)の知識を持つ人は、これからますます必要とされるでしょう。その実感が私にはあります。今はまだ、FJCの資格のみで仕事が成り立っている人は殆どいないのが現実だと思います。
もしかしたら将来的にも、FJCだけで食べていくのは大変かもしれません。それでもやはり、FJCの資格者は、もっともっと必要とされるようになるはずです。私なりに時代の変化のことを考えると、どうしてもそのように思えるのです。

よく言われることですが、まず超高齢化社会の問題があります。人口推計によると、今の日本では、60歳まで生きた人の過半数(約6割)が90歳まで生きるそうです。つまり、80歳まで生きるのはもう当たり前の時代です。自分の遠い将来のことを想像しても、他人事ではない気もします。

そして核家族化の問題があります。「同居」をするかしないか。それが良いことなのかどうか分かりませんが、私には、親・子・孫の「3世代が同居」をする考え方にあまり現実感を持てません。このことは、その方の住まいが都市部か地方かという問題もあるでしょう。またこの話題はデリケートに語ることが大切なことも承知しています。孤独死など、核家族化が原因の、負の話題も決して少なくありませんから。

それでも介護ヘルパーの仕事で気づくことが多いのは、一人暮らし(また夫婦二人暮らし)をしている高齢者の方のなかには、子供世代との「同居」を決して望んでいるわけではない方も多いという事実です。

このことは上手にお伝えしないと、私が、情のない冷たい人間だと誤解されてしまうかもしれません。多くの方が、子供世代と一緒に暮らすことを望んでいらっしゃらないのは、「同居しても上手くいかない、わずらわしい」からではないみたいです。
もっと前向きなものです。「自分たちの生き方を大切にしたい」。はっきりそうは言わなくても、そう思っていらっしゃる。そんな気持ちが伝わってくることがよくあります。あと40年が過ぎて、私が、足腰は弱っていてもまだまだ気力の充実した70代だとしたら。やはり子どもの世話にはならないで暮らすことを望むように思います。

お伝えしたいのはこうです。現在も、ケアハウスやグループホームなど、自立した高齢者の施設が増えています。今後は、さらに高齢者用の一般住宅が増えていくだろうということです。生活にそれほど支障のない健康があるなら、きれいな言葉にはなりますが、高齢者の方は「充実した第二の人生」を望むように、時代は変わっていくように思います。そしてそうした老後人生のためには、その方その方に適した「バリアフリー環境」がもっと必要になります。
衣食住は、高齢者の方には「医食住」と言い換えたいです。高齢者の方の生活には、この3つが適切であることが欠かせません。「住」の部分の援助をするのが、FJCの役割であることは、申し上げるまでもないでしょう。FJCの資格者は、今後一層必要とされます。

 

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